現在、予習シリーズの学習スケジュールがGW期間に入っており、予習ナビの配信がありません。
この期間を利用して、なかなか手をつけられずにいた四科のまとめを中心に息子は学習しています。
そして、初めて、第2志望の私立中学の過去問に挑戦してみました。
え?第1志望じゃなくてなぜに第2志望?
そもそも過去問って、秋くらいから解き始めるんじゃないの?
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
はい。塾からも、入塾のガイダンスの際に、「過去問を解き始める時期はこちらから指示しますので、指示があってから取り組んでください」と言われていました。
あまり早い時期に過去問を解いてしまうと、まだ学習していない単元があって解けなかったり、実力不足だったりして、散々な点数を取ってしまい、自信を喪失してしまう可能性があるからだそうです。
ですが、早い時期に志望校の入試問題傾向を把握しておいた方がいいのではないかと私は思うのです。
私の尊敬する「ホンネで中学受験」のユウシン先生も、春休み中などに、志望校の古い過去問を1年分解いてみることを勧めています。
このご意見、私は大賛成ですし、実際、解いてみてよかったと思っています。
ではなぜ第2志望校の過去問を解いたかというと、単純に、まだ一度も第2志望校の過去問を見たことがなかったからです。
息子の第1志望校は公立中高一貫校で、塾の授業で毎週過去問を1問は解いており、問題の傾向はある程度把握できています。
そのため、今回は、限りなく第1志望に近い第2志望校の過去問にチャレンジしてみました。
挑んだ問題は、購入した入試過去問題集に掲載されていた、一番古い年度のものです。
さて、息子が初めて過去問にチャレンジした結果はどうだったのでしょうか。
以下、結果です。
【得点】
[国語]55点(100点満点中)
[算数]39点(100点満点中)
[理科]17点(50点満点中)
[社会]11点(50点満点中)
[合計]122点(300点満点中)
【得点率】
[国語]受験者平均の約84%、合格者平均の約70%
[算数]受験者平均の約70%、合格者平均の約51%
[理科]受験者平均の約52%、合格者平均の約43%
[社会]受験者平均の約44%、合格者平均の約35%
[合計]受験者平均の約68%、合格者平均の約54%
合格者最低点の約62%
300点満点中、4割ちょっと取れていました。
正直、いっても3割くらいかなぁと思っていたので、この時期ではまぁまぁのできだったんじゃないかと思います。
塾の先生から、息子の第2志望校の入試問題は少しクセがあると以前面談で言われていましたが、解いてみて、なるほどと思いました。
記述が多めだったり、初めて見る単位やグラフが出てきたり・・
今回の過去問にはありませんでしたが、ある年度には、絵を描く問題が出題されたこともあるんだとか。
過去問を解き、傾向を少しでも把握することができてよかったです。
合格者最低点にはまだまだ届きませんでしたが、息子は自信を喪失するどころか、
「〇〇中の問題、楽しい!いけるような気がしてきた!」
とさらにやる気が沸いてきたようです。
解けなかった問題も、私が解説を少し読み上げると、「あ、なるほど、そういうことか!」とひらめき、解けるようになっていたので、なんとなく手ごたえを感じることができたようです。
ただ、息子が過去問に取り組む際、気を付けたことが一つあります。
「点数が取れなくて当たり前だと思って」「秋に初めて過去問を解いて、一桁しか取れなくても合格できた子もいるらしいよ」などと伝え、なるべく、自信をなくさないように声掛けをしておいたことです。
事前準備、大事です。
そして、解き終わって答え合わせをした後も、
「今の段階でこんなに点数取れるってすごいじゃん!」
と、ポジティブな声掛けをしました。
もしこういった声かけをしたとしても、低い点数を取ってしまった時にモチベーションが下がってしまう可能性があるタイプのお子さんは、過去問は秋頃まで待った方がいいのかもしれません。
早い時期に過去問を解くかどうかは、お子さんの性格で判断するのがいいと思います。
あとは、親御さん自身も、どんな点数でも動じない覚悟が必要かと思います。
この時期の「1年分過去問チャレンジ」は、志望校の入試傾向を早めに知っておくことができるので、我が家はやってよかったと思っています😌